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 また、いくら高年式でかつ丁寧に使っていても、否応なく劣化する部分はある。例えばフロントバンパーやウインドウ。たとえガリ傷やウインドウの大きな飛び石傷がなくとも、彼らは認定中古車として販売する際、これらを交換することが多いという。グランツーリスモとしての性格が強いポルシェは、高速長距離移動などで前面部に飛び石傷が付くことは避けられない。加えてポルシェのガラス素材はやわらかく傷が付きやすい。こうした部分を、彼らは積極的に交換して認定中古車クオリティを保っているのである。

 さらに内外装のクリーニングは当然として、パワーウインドウなどのスイッチ類やドアノブまわりのパーツなど、使用感のある部分はできるだけ新品に交換するという。先にも述べた通り、同店の物件は総てショールーム内に展示される。ポルシェ社のCI(コーポレート・アイデンティティ)が貫かれた照明の下に置かれた車両は、些細なキズやヘタリなど車両のコンディションが露わになる。暗がりなら気が付かないような線キズも、ここでは隠しきれない。そうした環境下で、かつ数々のポルシェを見てきたスタッフ達の厳しい目をくぐり抜けてきた個体こそ、ポルシェ認定中古車である。

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どんなに丁寧に乗っていてもフロントウインドウやバンパーの飛び石キズは避けられない。特にポルシェのガラス素材は柔らかく、キズが付きやすいという。そこで認定中古車になる際は、これらを加修あるいは交換することが多い。

ポルシェ911系は、リアフェンダーの前部にストーンガードと呼ばれる保護シートが貼られている。これが時間と共に茶色く変色し、特に白いボディでは目立つことがある。認定中古車になる際は率先して交換されるパーツである。